【募集馬の馬体評価】
ノルマンディーオーナーズクラブ
今回は、ノルマンディーオーナーズクラブの2020年産『４次募集馬』の馬体評価です！
全部で６頭いますので、２回に分けて評価しています。
今回は後編です。前編はこちらから。
診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください！
ロトクレドールの２０
『ロトクレドールの２０』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
以下の項目を診断し、総合評価をつけています。
馬体評価
『ロトクレドールの２０』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性：不問
距離適性：短距離
能力：★★★★★★☆☆☆☆
丈夫さ：★★★★☆
馬体評価の根拠
『ロトクレドールの２０』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は54.6度。
適性角度内ですが、やや立ち気味の繋ぎです。
繋ぎから判断するとダートが向きそうですが、斜尻なので脚質的には芝の方が向きそうです。
総合的に見て、馬場適性は不問としました。
距離適性
肩の角度は52.0度で、やや立ち気味です。
ピッチ走法になりやすく、ダッシュが効くため短距離に向く特徴です。
また、”斜尻”も高回転の推進で短距離適性を強化します。
体長と体高の長さに差はなく、首も平均的な長さで、こちらは距離適性に影響はないでしょう。
総合的に見て、距離適性は短距離優勢と判断します。
能力
胸の広さは53.3度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.63倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.35倍。及第点です。
後肢の割合は34.1％。優秀です。
総合的に見て、能力は優秀と判断できます。
リスク
繋ぎは立っていますが「ギリギリ適正角度内」で、単体では大きなリスクとはなりません。
その他に骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴も見られません。
ただ、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。
無理使いは禁物で、適度な休養を入れながらのローテが必要です。
総合的に見て、リスクは小さいと言えます。
オススメ記事
ローマンミストレスの２０
『ローマンミストレスの２０』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
馬体評価
『ローマンミストレスの２０』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性：ダート
距離適性：短距離
能力：★★★★★★☆☆☆☆
丈夫さ：★★☆☆☆
馬体評価の根拠
『ローマンミストレスの２０』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は61.3度。
立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
また、やや平行尻気味なため、脚質的にもダートに向くと考えられます。
総合的に見て、ダート適性の方が高いでしょう。
距離適性
体高よりも体長の方が長い低重心の馬体です。
また、肩の角度は52.1度で、やや立っています。
どちらもピッチ走法になりやすく、ダッシュが効くため短距離に向く特徴です。
首も短距離向きの力強い首差しです。
しかし、ダッシュ力に乏しい平行尻の傾向があるため、スピード能力が肝になりそうです。
総合的に見て、距離適性は短距離優勢と判断します。
能力
胸の広さは54.3度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.66倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.35倍。及第点です。
後肢の割合は33.8％。まずまず優秀です。
総合的に見て、能力は優秀と判断できます。
リスク
繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。
また、わずかに弓脚の傾向があります。
程度はかなり小さいため、他部位の美点を優先して良いと思いますが、馬体が大きくなる場合はリスクも大きくなる可能性があります。
リスクを可能な限り避けたいと考える方にはオススメできません。
総合的に見て、リスクはやや高いと言えます。
セニョールプロムの２０
『セニョールプロムの２０』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
馬体評価
『セニョールプロムの２０』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性：ダート
距離適性：1200～1800ｍ
能力：★★★☆☆☆☆☆☆☆
丈夫さ：★★★★★
馬体評価の根拠
『セニョールプロムの２０』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は61.3度。
立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
尻の形は”正尻”で適正に影響はありません。
総合的に見て、馬場適性はダートとしました。
距離適性
肩の角度は54.6度でかなり立っています。
ピッチ走法になりやすく、加速力に秀でますが、持続性に欠けます。
体長と体高の長さは等しく、首差しも平均的、尻の形も”正尻”で均整がとれています。
総合的に見て、距離適性は短距離に偏りそうですが、他部位の助けもあって1800ｍくらいまではギリギリこなしそうです。
能力
胸の広さは47.4度。まずまずです。
前腕は管の長さの1.58倍。優秀です。
腹のラインは背のラインの1.27倍。
腹のラインが短いため、窮屈な走りで器用さに欠ける可能性があります。
後肢の割合は32.5％。やや不足しています。
総合的に見て、能力は物足りないと判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
丈夫な馬体であると言えるでしょう。
まとめ
以上で、ノルマンディーオーナーズクラブの2020年産『４次募集馬』の馬体評価・後半は終わりとなります。
全６頭を診断した結果
”おすすめランキング”
１位 シンデレラロマンスの２０
２位 ロトクレドールの２０
３位 スマートストームの２０
この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。
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