【ノルマンディー2022】20年産4次募集馬の馬体評価・前編【馬体診断】

ノルマンディー20年産4次募集考察前編 一口馬主クラブ
この記事は約7分で読めます。

 

【募集馬の馬体評価】
ノルマンディーオーナーズクラブ


今回は、ノルマンディーオーナーズクラブの2020年産『4次募集馬』の馬体評価です!


全部で6頭いますので、2回に分けて評価していきます。


今回は前編です。後編はこちらから。

【ご注意】
  • この馬体評価では、血統や厩舎など募集情報は考慮せず、馬体写真から得られる情報のみで評価しています。
  • そのため、診断結果がイメージ(兄弟の活躍や父馬の産駒傾向など)と相違することがあります。
  • また、”母を応援していた”や”芦毛が好きだから”といった能力以外の理由で、出資馬を選ぶことを否定するものでは一切ありません。
  • むしろ、文字通り”愛馬”として出資馬に愛着を持つことを推奨しています。
  • 以上をご了承いただき、愛馬を選ぶ際のご参考としていただければ幸いです。

診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!

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シンデレラロマンスの20


『シンデレラロマンスの20』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

シンデレラロマンスの20


以下の項目を診断し、総合評価をつけています。

馬場適性の診断
  • 繋ぎの角度
  • 尻の形
距離適性の診断
  • 肩の角度
  • 尻の形
  • 重心の高低
  • 首の太さ・長さ
馬の能力の診断
  • 胸の広さ
  • 前腕と管の比
  • 長躯短背
  • 後肢の大きさ
注意するポイント
  • 肢部白斑
  • 不正肢勢
  • 繋ぎの角度
  • 管の長さ
  • 首の太さ
  • 尻の形
  • 背中の長さ


 
 

馬体評価


『シンデレラロマンスの20』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(やや芝)

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【ノルマン】シンデレラロマンスの20馬体診断


『シンデレラロマンスの20』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は54.0度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”やや斜尻”で、こちらは加速力に優れた特徴で、芝レースで有利に働きます。

総合的に見て、馬場適性は不問(芝の方が得意)と判断します。

距離適性

肩の角度は53.8度でかなり立っています。

ピッチ走法になりやすく、加速力に秀でますが、持続性に欠けます

短距離適性を示す特徴です。

また、”斜尻”も高回転の推進で短距離適性を強化します。

体長と体高の長さがほぼ等しく、均整の取れた馬体です。

首はやや長めで長距離向きですが、他部位の特徴が優るでしょう。

総合的に見て、距離適性は短~中距離と判断します。

能力

胸の広さは52.5度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.55倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.4倍。優秀です。

後肢の割合は33.5%。及第点です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

無理使いは禁物で、適度な休養を入れながらのローテが必要です。

総合的に見てリスクは小さいと言えます。

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タムロウイングの20


『タムロウイングの20』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

タムロウイングの20


 

馬体評価


『タムロウイングの20』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダート

距離適性:短~中距離

能力:★★★★☆☆☆☆☆☆

丈夫さ:★★☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【ノルマン】タムロウイングの20馬体診断


『タムロウイングの20』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は54.5度。

適性角度内ですが、やや立ち気味の繋ぎです。

立ち繋ぎは球節の沈み込みが小さいため、着地時の緩衝が甘く、芝ではグリップが効きづらい傾向にあります。

尻の形は”正尻”なので、適性に影響は出ないと推察します。

総合的に見てダート適性の方が高いでしょう。

距離適性

肩の角度は52.1度で、やや立っています。

ピッチ走法になりやすく、ダッシュが効くため短距離に向く特徴です。

首はやや長めで、こちらは効率的な走りの助けとなり、長距離に向く特徴です。

体長と体高の長さがほぼ等しく、尻の形も”正尻”なので距離適性に影響はありません。

長短混在で判断に難しい馬体ですが、総合的に見てやや短距離気味の適性と判断します。

能力

胸の広さは52.5度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.6倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.28倍。

背が長いため”たわみ”ができてしまい、後肢からの推進がうまく伝わらない可能性があります。

後肢の割合は32.2%。やや不足しています。

総合的に見て、能力は少し足りないと判断できます。

リスク

繋ぎは立っていますが「ギリギリ適正角度内」です。

また、軽度の膝被りが見られます。

どちらも単体では大きなリスクとはなりませんが、締まって硬い馬場などでは手根骨等へのダメージが心配です。

左後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

総合的に見て、リスクはやや高めと言えます。

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スマートストームの20


『スマートストームの20』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

スマートストームの20


 

馬体評価


『スマートストームの20』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:やや芝向き

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★☆☆☆☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【ノルマン】スマートストームの20馬体診断


『スマートストームの20』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は50.6度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て馬場適性は不問(やや芝向き)と判断します。

距離適性

体高よりも体長の方が長い低重心の馬体です。

また肩の角度も53.8度でかなり立っています。

どちらもピッチ走法になりやすく、短距離向きの特徴です。

また、”斜尻”も短距離適性を強化します。

一方、首は長めで長距離向きの適性を示しています。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が強いため、短~中距離向きの馬体と判断します。

能力

胸の広さは50.5度。優秀です。

前腕は管の長さの1.5倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.35倍。及第点です。

後肢の割合は33.5%。及第点です。

総合的に見て、能力はまずまずと判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

無理使いは禁物で、適度な休養を入れながらのローテが必要です。

総合的に見てリスクは小さいと言えます。

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まとめ

ノルマンディーオーナーズクラブ


以上で、ノルマンディーオーナーズクラブの2020年産『4次募集馬』の馬体評価・前半は終わりとなります。


今回3頭を診断した結果、 

オススメは
『シンデレラロマンスの20』

となりました。


今回は前編です。後編はこちらから。




この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。

馬体診断について詳しく知りたい方はこちら

おウマ
おウマ

最後まで読んでくれてありがとう!

ユーマ
ユーマ

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