【2022年1歳募集馬の馬体評価】
シルクホースクラブ
この記事では、シルクホースクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)』の馬体評価を行っています!
今回は、”人気ランキング TOP/WORST 10”で紹介した20頭を5頭ずつ、4回に分けて診断していきます。
今後も、公表されている募集馬全77頭から、ピックアップして馬体診断していきます。
シルクホースクラブでの出資をご検討の方は要チェックです!
総合評価をイッキ見するならこちらから!
シャトーブランシュの21
『シャトーブランシュの21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。

以下の項目を診断し、総合評価をつけています。
診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!
馬体評価
『シャトーブランシュの21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:不問(雨で滑る芝以外)
距離適性:中距離
能力:★★★★★★★★☆☆
丈夫さ:★★★★★
馬体評価の根拠

『シャトーブランシュの21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は55.0度。
適正角度内ですが、立ち気味で芝ではグリップ力が足らず滑ってしまう可能性があります。
一方、尻の形は”正尻”で、脚質的な馬場適性の示唆はありません。
総合的に見て、不問(雨で滑る芝以外)と判断します。
距離適性
肩の角度は53.6度で立っています。短距離適性を示唆します。
尻の形は”正尻”で、距離適性の示唆はありません。
首差しは平均的で、距離適性の示唆はありません。
体長よりも体高の方が長く、高重心の馬体です。長距離適性を示唆します。
長短混在の馬体で、長短どちらも極端な距離は対応できないと判断します。
能力
胸の広さは55.1度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.69倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.55倍。かなり優秀です。
後肢の割合は34.0%。まずまず優秀です。
総合的に見て、能力はかなり優秀と判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
強いて挙げるなら、右前肢以外に見られる”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと見ます。
ユキチャンの21
『ユキチャンの21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。

馬体評価
『ユキチャンの21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:不問(芝の方が得意)
距離適性:短~中距離
能力:★★★★★★★☆☆☆
丈夫さ:★★★★☆
馬体評価の根拠

『ユキチャンの21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は54.1度。
適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。
尻の形は”斜尻”で瞬発力に長けた走りになりやすい特徴のため、脚質的には芝の方が向きそうです。
総合的に見て、馬場適性は不問(芝の方が得意)と考えます。
距離適性
肩の角度は51.6度で標準的です。適性の示唆はありません。
尻の形は”斜尻”で、短距離適性を強化します。
首差しはやや短く、控えめに短距離適性を示唆します。
体高よりも体長の方が少し長く、低重心の馬体です。控えめに短距離適性を示唆します。
全体的に短距離適性を示唆しており、距離適性は短めと言えるでしょう。
能力
胸の広さは55.2度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.69倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.46倍。優秀です。
後肢の割合は34.2%。優秀です。
総合的に見て、能力は優秀であると判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
強いて挙げるなら、白毛は皮膚が弱いため皮膚炎などのリスク(※)があります。
また、四肢に”白蹄”を持つため、蹄疾患などのリスクも、他の馬と比べると高いでしょう。
蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく”白蹄”でしょう。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと見ます。
サロミナの21
『サロミナの21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。

馬体評価
『サロミナの21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:ダートの方が得意
距離適性:短距離
能力:★★★★★★★☆☆☆
丈夫さ:★★★★★
馬体評価の根拠

『サロミナの21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は56.0度。
繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
尻の形は”斜尻気味”で瞬発力に長け、脚質的には芝の方が向きそうです。
総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。
距離適性
肩の角度は57.1度で立っています。短距離適性を示唆します。
尻の形は”斜尻気味”で、控えめに短距離適性を強化します。
首差しはやや短く、控えめに短距離適性を示唆します。
体高よりも体長の方が長く、低重心な馬体です。控えめに短距離適性を示唆します。
短距離適性の示唆が強く、スプリンターとなる可能性があります。
能力
胸の広さは59.5度。とてつもなく優秀です。
前腕は管の長さの1.72倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.47倍。優秀です。
後肢の割合は31.2%。見劣りします。
美点・懸念点がはっきりした馬体です。
総合的に見て、能力は優秀と判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
強いて挙げるなら、両後肢に”肢部白斑”と”白蹄”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと見ます。
ラッドルチェンドの21
『ラッドルチェンドの21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。

馬体評価
『ラッドルチェンドの21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:不問
距離適性:中距離
能力:★★★★★★★☆☆☆
丈夫さ:★★★★★
馬体評価の根拠

『ラッドルチェンドの21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は54.2度。
適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。
尻の形は”正尻”で、脚質的な適性の示唆はありません。
総合的に見て、馬場適性は不問と判断します。
距離適性
肩の角度は55.3度で立っています。短距離適性を示唆します。
尻の形は”正尻”で、距離適性の示唆はありません。
首差しは平均的で、距離適性の示唆はありません。
体長よりも体高の方が長く、高重心の馬体です。長距離適性を示唆します。
長短混在の馬体で、長短どちらも極端な距離は対応できないと判断します。
能力
胸の広さは52.1度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.63倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.40倍。まずまず優秀です。
後肢の割合は34.2%。優秀です。
総合的に見て、能力は優秀と判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
強いて挙げるなら、両前肢に”肢部白斑”と”白蹄”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと見ます。
ショウナンパンドラの21
『ショウナンパンドラの21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。

馬体評価
『ショウナンパンドラの21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:ダートの方が得意
距離適性:不問
能力:★★★★★★★★☆☆
丈夫さ:★★★☆☆
馬体評価の根拠

『ショウナンパンドラの21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は60.6度。
繋ぎがかなり立っていて、芝レースでのリスクは高そうです。
尻の形は”正尻”で、脚質的な適性の示唆はありません。
総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。
距離適性
肩の角度は52.1度で少し立っています。控えめに短距離適性を示唆します。
尻の形は”正尻”で、距離適性の示唆はありません。
首差しは平均的で、距離適性の示唆はありません。
体長よりも体高の方が少し長く、高重心の馬体です。控えめに長距離適性を示唆します。
距離適性の示唆が小さく、距離不問で力を発揮できる馬体だと判断します。
能力
胸の広さは52.8度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.73倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.48倍。優秀です。
後肢の割合は34.3%。優秀です。
総合的に見て、能力はかなり優秀と判断できます。
リスク
わずかに弓脚の傾向があります。
程度は小さいため、他部位の美点を優先して良いと思いますが、馬体が大きくなる場合はリスクも大きくなる可能性があります。
リスクを可能な限り避けたいと考える方にはオススメできません。
まとめ

以上で、シルクホースクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)』の馬体評価・第1回は終わりとなります。
今回5頭を診断した結果、オススメは
『シャトーブランシュの21』
次点で
『ラッドルチェンドの21』
となりました。
他のどの馬もレベルが高く、さすが”シルクホースクラブ”という印象です。
この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。
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