ウインレーシングクラブの評判【一口馬主クラブ解体新書】

【解体新書】ウインレーシングクラブ 一口馬主クラブ
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ウインレーシングクラブの評判は??

今回は、『ウインレーシングクラブ』について詳しく解説していきます。


『一口馬主クラブ解体新書』では、クラブの概要だけでなく、どのような特徴や傾向があるのか、オススメ度などの評価内容も詳しく紹介していきます。

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ウインレーシングクラブの評価

オススメ度

★★★☆☆

項目評価
所属馬の成績★★★☆☆
クラブサービス★★★☆☆
クラブの評判★★★★☆
出資のしやすさ★★★☆☆




 

ウインレーシングクラブの特徴

ウインレーシングクラブの良い所
  
  • 丈夫な馬が多い
     
    毎年30~40頭近い募集馬を揃えながら、デビュー率が90%後半で安定しており、デビュー後もコンスタントに出走を重ね、場数をこなす馬が多いです。
     
     
     
  • 重賞級の馬の輩出にも期待できる

    ウインバリアシオンやウインブライトのように、クラシックやG1の舞台で活躍する馬だけでなく、G2,G3の重賞級の馬をコンスタントに輩出しています。
     
ウインレーシングクラブの気になる所
 
 
  • 近年は低調気味

    2010年産から2014年産まで、5年連続平均回収率が100%を超え、抜群の安定感を誇っていましたが、直近5年間は2017年産を除いて、40~60%に低迷しています。
     
     
      
  • 岡田家のお家騒動
     
    2021年5月に、長年続いてきたラフィアンターフマンクラブとの業務提携を解消するという発表がありました。
     
    『ラフィアンの故岡田繁幸氏とその長男・紘和氏』 VS 『ウインの三男・岡田義広氏』という岡田家のお家騒動が表面化した結果の仲違いです。
     
    マイネル軍団という大きな地盤から離れたため、今後の運営の安定感が心配されます。
     




 
 

各項目の評価

ウインレーシングクラブのオススメ度は『星3つ』です。


各項目について詳しく見ていきましょう。



 

所属馬の成績

ウインレーシングクラブは、2011年にリニューアルしたクラブです。


リニューアル時に、前代表の大迫基弘氏から、マイネル軍団総帥の岡田繫幸氏の三男・岡田義広氏に代表を交代しています。


ちなみに、前代表の大迫氏はゼンノロブロイなどで有名な「ゼンノ」のオーナーです。




直近の5年間の成績はこの通りです。

2015年産2016年産2017年産2018年産2019年産
募集頭数41頭36頭34頭37頭29頭
デビュー率97.6%94.4%100%97.3%96.6%
勝ち上がり率39.0%25.0%44.1%43.2%27.6%
平均募集価格1749万円1617万円1812万円1657万円1934万円
平均獲得賞金1059万円718万円2775万円895万円506万円
平均回収率60.5%44.4%153.1%54.0%26.2%


毎年40頭近い募集馬を揃えながら、デビュー率がほぼ95%を超えているのは優秀ですね。


しかし、勝ち上がり率は30~40%の水準で、けして高いとは言えない数字です。


平均募集価格は1600~2000万あたりで、他クラブと比較すると、安くもなく高くもなく平均的な価格設定ですね。


コンスタントに重賞級の馬を輩出していますが、勝ち上がり率が振るわないので、平均回収率はなかなか伸びてきません。


2021年に、リニューアルから続いていたラフィアンターフマンクラブとの業務提携が解消し、大きな後ろ盾を失ったばかりですが、今後の運営がどう転ぶか、しばらく静観した方が良いと思います。





 

クラブサービス

ウインレーシングクラブの特徴的なクラブサービスは以下の通りです。
 

ウインレーシングクラブのクラブサービス
     
 
  • 出資馬マイレージ
    →出資馬代金の最大10%をマイルとして還元し、1マイル=1円で以降の出資馬代金に充てることができます。 

     
  • SNSでの情報発信
    →Twitter、Instagram、YouTubeなどマルチメディア展開で、募集馬や所属馬の情報を発信してくれています。 
     
  • 公式ショップ
    →ウインレーシングクラブ公式ショップで、所属馬や過去の活躍馬のグッズを購入することができます。
     
     
  • レース後のレクチャー
    →「レース後の関係者のコメントがいち早く聞きたい!」 という声に応えて、レース当日に競馬場にて、クラブスタッフがレース内容を解説してくれます。
      
     
  • オータムパーティ
    →毎年秋に開催されている、会員様同士の親睦を図るための会です。
     
      
     

 


 
 

クラブの評判

ウインレーシングクラブの評判について、ネット上の口コミを頼りに調査してみたところ、このような結果となりました。
 

ウインレーシングクラブ
良い評判
 
  • 重賞級の馬が出やすい
      
     
  • 長くコンスタントに活躍できる馬が多い
     
ウインレーシングクラブ
良くない評判
 
  • ラフィアンとの業務提携解消が痛い
     
     
  • 最近の成績が芳しくない
     

ウインレーシングクラブは、ウインバリアシオンやウインブライトなどのG1級の活躍を見せた馬を輩出していますが、現役馬でもウインマリリンやウインイクシードなど、重賞馬が所属しています。


手ごろな募集価格でありながら、重賞制覇が現実的なところに魅力を感じる方が多いようです。


また、デビュー率の高さや、未勝利を勝ち上がれなかったとしても、それなりにレースに使ってくれるという点も支持されています。




一方で、ここ3,4年の成績が芳しくなく、好調な他クラブに目移りしてしまっている方も見受けられました。


また、ラフィアンターフマンクラブとの業務提携解消も、会員の不満を招いているようです。 


この不満の原因は、

『ウインかラフィアンのどちらかに入会していれば、
 一方の月会費だけで、両クラブの募集馬に出資できる』


という大きなメリットがなくなってしまったことにあります。


月会費というランニングコストが、急に2倍になるとなると、不満が出るのも当然の結果ですね。



 
 

出資のしやすさ

ウインレーシングクラブは、リニューアル後の安定した成績で会員数を大きく伸ばしただけでなく、ラフィアンターフマンクラブの会員からの出資もあります。


近年の成績不振を受けてもなお、出資馬を悠長に選定している暇はありません。


カタログが公開されたタイミングで、しっかり吟味して、募集開始時には出資馬が決まっている状態にしておかないといけません。

 
しかし、業務提携解消によりラフィアン会員からの出資がなくなったので、2021年産募集馬の出資状況は落ち着いてくると見ています。

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ウインレーシングクラブの概要 

ウインレーシングクラブの法人概要と、主な活躍馬を紹介します。

 

ウインレーシングクラブの『法人概要』

ウインレーシングクラブの法人概要は以下の通りです。

愛馬会法人株式会社ウインレーシングクラブ
住所東京都港区西新橋 2-8-11 7 東洋海事ビル 5B
公式サイトhttps://www.win-rc.co.jp/
Twitterhttps://twitter.com/winrc_official
Instagramhttps://www.instagram.com/winrc.official/
YouTubehttps://www.youtube.com/channel/UCoQXg-iHoL2bJg510jgqC6g
クラブ法人株式会社ウイン
住所東京都港区西新橋 2-8-11 7 東洋海事ビル 5B



 

ウインレーシングクラブの『主な活躍馬』

ウインレーシングクラブの主な活躍馬は以下の通りです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?


今回の一口馬主クラブ解体新書は、『ウインレーシングクラブ』を取り上げて紹介してきました。


この記事をまとめると…
 

【ウインレーシングクラブ】

 
オススメ度

★★★☆☆

 
今は静観が『吉』

マイネル軍団と袂を分かつ選択が
どう影響するかを見ておきたいですね


当たり外れは飲み込んで、コストは抑えつつ重賞を狙っていきたい方にオススメです

 

ウインレーシングクラブ
良い点
 
  • 愛馬の出走機会が多い
     
  • 重賞制覇が現実的な成績
     
ウインレーシングクラブ
気になる点
 
  • 勝ち上がり率が悪い
     
  • 運営がどう転ぶか不明瞭
      



一口馬主クラブ選びの一助になれば幸いです。


 

ユーマ
ユーマ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

おウマ
おウマ

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