【セレクトセール2022】落札馬
キャロットクラブ・東京サラブレッドクラブ編
2022年7月11~12日に、セレクトセールが開催され、「ウマ娘」の藤田晋氏の総額22億円を超える爆買いが話題となりました。
その他「ダノン」のダノックスや、「サトノ」の里見氏など、有名馬主が集まった中、例年通り一口馬主クラブの参加も見られましたね。
この記事では、セレクトセール2022で『キャロットクラブ』と『東京サラブレッドクラブ』が落札した馬を紹介していきます。
将来の愛馬候補となるかもしれない馬たちを是非チェックしておきましょう!
セレクトセールで落札したクラブ
今回のセレクトセールで上場馬を落札したクラブは、全部で10クラブ(予想含む)ありました。
各クラブの落札頭数と総額は以下の通りです。
クラブ名 | 落札頭数 | 総額(円) |
---|---|---|
DMMバヌーシー | 13頭 | 8億5600万 |
キャロットクラブ | 6頭 | 1億8500万 |
東京サラブレッドクラブ | 5頭 | 2億2800万 |
サンデーサラブレッドクラブ | 4頭 | 9100万 |
インゼルサラブレッドクラブ | 2頭 | 1億4200万 |
ユニオンオーナーズクラブ | 2頭 | 5600万 |
ノルマンディーオーナーズクラブ | 1頭 | 2300万 |
シルクホースクラブ | 1頭 | 1000万 |
YGGオーナーズクラブ | 1頭 | 1500万 |
ウインレーシングクラブ | 1頭 | 2350万 |
各クラブの情報はこちらから!
キャロットクラブ
まずは、6頭・1億8500万円を投じた「キャロットクラブ」が落札した馬を紹介します。
インクルードベティの2021
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
父名 | ハーツクライ |
母父 | Include(USA) |
落札価格 | 5000万円 |
母・インクルードベティは、米G1マザーグースステークスの覇者です。
近親の活躍馬は海外での実績がほとんどで、G1で2着3回の実績があるフーエルブリッツなど代表的です。
ドゥラメンテ産駒の兄・ワイルドベティは、先日の3歳未勝利戦で2着に来ていて、勝ち上がりに手が届きそうな位置にいます。
日本競馬での実績はこれからの牝系です。
アイヴィベルの2021
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | レイデオロ |
母父 | Archarcharch(USA) |
落札価格 | 3000万円 |
母・アイヴィベルは、米G2・1勝とG1・2着2回の実績があります。
近親の活躍馬は海外での実績がほとんどで、日本競馬への対応は未知数です。
ロードカナロア産駒の姉を昨年のセレクトセールで「サトノ」の里見氏が落札しています。
今年度がデビューイヤーなので、姉の活躍に注目です。
ジョプリンの2021
性別 | 牝 |
毛色 | 黒鹿毛 |
父名 | ロードカナロア |
母父 | Soldier Hollow(GB) |
落札価格 | 2500万円 |
母・ジョプリンは、フランスのリステッドウィナー。
曾祖母の兄カジノキングは、重賞で複数の入着実績があります。
その他リステッド勝馬や重賞で入着している馬もいて、そこそこ活発な血統のようですが、近親の活躍馬は海外での実績がほとんどで、日本競馬への対応は未知数です。
ギーニョの2021
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | レイデオロ |
母父 | サンデーサイレンス |
落札価格 | 4000万円 |
兄にJRAで3勝のロンギングエース、スワーヴジョージを持ち、他兄姉もコンスタントにJRAで1勝以上を上げています。
特筆すべきは祖母にフェアリードールがいることですね。
フェアリードールは、エリザベス女王杯[G1]を制して最優秀古牝馬にも輝いたトゥザヴィクトリーの母です。
他にも、ダート重賞を3勝し種牡馬にもなったサイレントディールや、デニムアンドルビー、キタノコマンドールなど、名の知れた競走馬たちがブラックタイプを彩っています。
マンビアの2021
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | キズナ |
母父 | アルデバラン2 |
落札価格 | 2000万円 |
母・マンビアはフランスのG3ウィナー。
産駒にはJRAで3勝を挙げたダノンジャスティスやサンテローズがおり、他兄姉もコンスタントにJRAで1勝以上を上げています。
近親の活躍馬は海外での実績が多いですが、祖母の妹にJRA3勝のブリストルパリがおり、その産駒もJRAで勝利を挙げています。
チアズメッセージの2021
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
父名 | ニューイヤーズデイ |
母父 | サンデーサイレンス |
落札価格 | 2000万円 |
母・チアズメッセージは京都牝馬ステークス[G3]の勝ち馬。他G3・2着が3回あります。
本馬の兄・クリプトグラム(キングカメハメハ産駒)はリステッドウィナーで、目黒記念[G2]で4着の実績もあります。
東京サラブレッドクラブ
続いて、5頭・2億2800万円を投じた「東京サラブレッドクラブ」が落札した馬を紹介します。
東京サラブレッドクラブが落札した馬は、すべて当歳馬(2022年産)でした。
フィオドラの2022
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | キズナ |
母父 | Lord of England(GER) |
落札価格 | 2900万円 |
母・フィオドラはドイツオークス[G1]の勝ち馬です。
本馬は6番仔で、全兄・リメンバーメモリーは芝中距離で2勝を挙げており、現在はダートの短中距離に活路を見出し、3勝クラスに手を掛けている状況です。
また、2020年産の全姉・フェステスバントは、先日新馬デビュー戦を0.5秒差の7着で終えています。
他産駒もJRAで1勝や入着までの成績を収めていて一定の力は示していますが、全兄姉を超える活躍ができるかが重要ですね。
エリーシエズワールドの2022
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | サクソンウォリアー |
母父 | Champs Elysees(GB) |
落札価格 | 6800万円 |
母・エリーシエズワールドは重賞4勝の実績馬。
サクソンウォリアー産駒に出資する機会はなかなか得られないでしょうから、貴重な選択肢の一つですね。
ちなみにサクソンウォリアー産駒は、2020年産が10頭ほど日本に持ち込まれているので、産駒の活躍にも注目です。
エスケイプクローズの2022
性別 | 牝 |
毛色 | 鹿毛 |
父名 | ドゥラメンテ |
母父 | Going Commando(USA) |
落札価格 | 7000万円 |
母・エスケイプクローズは、北米で20勝を挙げてカナダの古牝馬チャンピオンに輝いています。
本馬は2番仔で、1つ上の兄も同じくドゥラメンテ産駒です。
近親にはリステッド勝馬や重賞で入着している馬もいて、そこそこ活発な血統のようですが、海外での実績がほとんどで、日本競馬への対応は未知数です。
ランドスケープの2022
性別 | 牡 |
毛色 | 黒鹿毛 |
父名 | イスラボニータ |
母父 | ジャスタウェイ |
落札価格 | 2700万円 |
曾祖母・ダイナアクトレスは社台ファームの礎をつくった名牝。
種牡馬としての活躍も目立つスクリーンヒーローなど、ブラックタイプには豪華な面子が並んでいます。
母は船橋(南関東)で2勝を挙げ、本馬が初仔となります。
イスラボニータの仔出しも良いですし、2年後が楽しみな馬ですね。
レッドラヴィータの2022
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
父名 | ドレフォン |
母父 | スペシャルウィーク |
落札価格 | 3400万円 |
母・レッドラヴィータは東京サラブレッドクラブ所属馬でJRA3勝。
本馬は4番仔で兄姉はいずれもJRAで1勝を挙げています。
近親には重賞3勝を挙げたレッドデイヴィスや、菊花賞馬デルタブルースを擁しています。
まとめ
以上で、セレクトセール2022で「キャロットクラブ」と「東京サラブレッドクラブ」が落札した馬の紹介は終わりとなります。
次回も他クラブが落札した馬を紹介していきます。
将来の愛馬候補となるかもしれない馬たちを是非チェックしておきましょう!
この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。
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