ラフィアンターフマンクラブの評判【一口馬主クラブ解体新書】

【解体新書】ラフィアンターフマンクラブ 一口馬主クラブ
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ラフィアンターフマンクラブの評判は??

今回は、『ラフィアンターフマンクラブ』について詳しく解説していきます。


『一口馬主クラブ解体新書』では、クラブの概要だけでなく、どのような特徴や傾向があるのか、オススメ度などの評価内容も詳しく紹介していきます。

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ラフィアンターフマンクラブの評価

オススメ度

★★★☆☆

項目評価
所属馬の成績★★★☆☆
クラブサービス★★★☆☆
クラブの評判★★☆☆☆
出資のしやすさ★★★☆☆




 

ラフィアンターフマンクラブの特徴

ラフィアンターフマンクラブの良い所

  
  • 丈夫な馬が多い
     
    毎年50~80頭近い募集馬を揃えながら、デビュー率が90%後半で安定しており、デビュー後もコンスタントに出走を重ね、場数をこなす馬が多いです。
     
     

     
  • 重賞級の馬の輩出にも期待できる

    近年だと、ユーバーレーベンを輩出したように、たまに大物が出るクラブです。
     
    G1には届かなくとも、重賞で活躍する馬はコンスタントに輩出しています。
     
ラフィアンターフマンクラブの気になる所
 
  
  • 近年は低調気味
     
    2010年産から2014年産まで、5年連続平均回収率が100%を超え、抜群の安定感を誇っていましたが、直近5年間は40~60%に低迷しています。
     
    提携を結んでいた、ウインレーシングクラブと成績の波がほぼ一緒ですね。
     
     
     
      
  • 勝ち上がり率が低い
      
    過去10年を遡っても、勝ち上がり率が50%を超えた年はなく、30%前後を推移しています。
     
    世代によっては80頭を超える募集馬がいたため、その内50~60頭は未勝利で引退してしまっていることになります。
     
    当たり外れが大きい上に選択肢が多いため、しっかり根拠を持って出資馬を選ばないと、一口馬主としていい結果を出すのは難しいでしょう。 




 
 

各項目の評価

ラフィアンターフマンクラブのオススメ度は『星3つ』です。


各項目について詳しく見ていきましょう。



 

所属馬の成績

ラフィアンターフマンクラブは、1986年に設立された歴史あるクラブです。


相馬の達人・故岡田繫幸氏が率いたマイネル軍団は、


2週連続海外G1制覇で日本中を沸かせた、シーキングザパールとタイキシャトルを打ち破り、スプリンターズステークスを制したマイネルラヴや、


当時重賞未勝利で、12番人気ながら天皇賞・春で大きな風穴を空けたマイネルキッツ


スズカフェニックス産駒最初で最後の重賞制覇を、G1の舞台で成し遂げたマイネルホウオウなど、


キャラの立つ名馬を送り出してきました。





直近の5年間の成績はこの通りです。

2015年産2016年産2017年産2018年産2019年産
募集頭数79頭83頭76頭64頭43頭
デビュー率98.7%100%97.4%98.4%93.0%
勝ち上がり率21.5%31.3%34.2%32.8%27.9%
平均募集価格1729万円1643万円1813万円1795万円1707万円
平均獲得賞金995万円1142万円811万円1085万円399万円
平均回収率57.5%69.5%44.7%60.4%23.4%


募集頭数が多い中で、安定して高いデビュー率を誇っています。


『安くて丈夫でそこそこ走る馬』を揃えているイメージでしたが、意外と募集価格は高いようですね。


2014年産までは、平均回収率は安定して100%を超えていましたが、近年の不調ぶりが目立ちます。


2015年産以降も、ほぼ毎年重賞馬を輩出していますが、当たり外れが顕著になってきて、平均回収率は50%前後となっています。








 

クラブサービス

ラフィアンターフマンクラブの特徴的なクラブサービスは以下の通りです。
 

ラフィアンターフマンクラブのクラブサービス
 
 
  • 出資馬マイレージ
    →出資馬代金の最大10%をマイルとして還元し、1マイル=1円で以降の出資馬代金に充てることができます。 
     
     
      
  • 会員限定のゲストハウス
    →真歌トレーニングパーク内にあるゲストハウスを有料で利用することができます。
     
    テラスから坂路調教や放牧地を見ることもでき、牧場を満喫したい方におすすめです。
     

      
  • オータムパーティ
    →毎年秋に開催されている、会員様同士の親睦を図るための会です。
     
      
     

 


 
 

クラブの評判

ラフィアンターフマンクラブの評判について、ネット上の口コミを頼りに調査してみたところ、このような結果となりました。
 

ラフィアンターフマンクラブ
良い評判
  
  • 岡田イズムに心酔している
      
     
  • 長くコンスタントに活躍できる馬が多い
     
ラフィアンターフマンクラブ
良くない評判
  
  • 一部騎手の重用に対する不満
     
     
  • 最近の成績が芳しくない
     


やはり、稀代の相馬師・岡田繫幸氏の功績は大きく、「マイネル軍団総帥のレクチャーを受けるために会員でいる」という方がいるほど、求心力は高かったようです。


また、ノーザン・社台ファームほどの安定感は望めませんが、巨大グループに唯一対抗し得る勢力に、比較的安い価格で出資できるという点も魅力のひとつですね。


同系列だったウインレーシングクラブと同様に、高いデビュー率とコンスタントな出走もプッシュポイントです。





一方、マイネル軍団と言えば「丹内祐次騎手」、「柴田大知騎手」というくらいに、お抱え騎手として重用していました。


クラブ運営上で岡田繫幸氏の影響力が落ちてきた最近は、違う騎手が跨ることも多くなってきていますが、いまだにそのイメージは根付いています。


騎手や厩舎も、一口馬主の会員からすると出資の検討の材料の一つですから、今後会員数を増やしていきたいなら、イメージを払拭していく必要があるでしょう。


また、2015年産以降、一度も平均回収率が100%を超えていないため、クラブ成績としても選択肢から外されてしまうような状況が続いています。 


なんとか、マイネル軍団ならではの岡田イズムを継承しつつ、現在の一口馬主会員層にも刺さるようなサービスを展開していって欲しいところです。



 


 

出資のしやすさ

ラフィアンターフマンクラブは、2016年産あたりから徐々に募集馬数を絞っています。


4,5年前には80頭近くいた募集馬が、現在40頭ほどまで減っています。


近年の成績不振や、新興クラブのキャッチ―なプロモーションなどで、会員の流出が続いているでしょうから、クラブ規模を小さくして立て直しを図っているのでしょう。


全盛期と比較して会員数が減ったとはいえ、一部の人気馬には応募が殺到し、満口となってしまうことがあるようです。


他の募集馬については、ある程度猶予はあるので、近況更新などを参考にする時間は作れるでしょう。

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ラフィアンターフマンクラブの概要 

ラフィアンターフマンクラブの法人概要と、主な活躍馬を紹介します。

 

ラフィアンターフマンクラブの『法人概要』

ラフィアンターフマンクラブの法人概要は以下の通りです。

愛馬会法人有限会社ラフィアンターフマンクラブ
住所東京都中央区京橋2-11-6
公式サイトhttps://www.ruffian.co.jp/
クラブ法人株式会社サラブレッドクラブラフィアン
住所東京都中央区京橋2-11-6



 

ラフィアンターフマンクラブの『主な活躍馬』

ラフィアンターフマンクラブの主な活躍馬は以下の通りです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?


今回の一口馬主クラブ解体新書は、『ラフィアンターフマンクラブ』を取り上げて紹介してきました。


この記事をまとめると…
 

【ラフィアンターフマンクラブ】

 
オススメ度

★★★☆☆

 
『古き良き』と取るか


『時代遅れ』と取るか


 

ラフィアンターフマンクラブ
良い点
 
  • 愛馬の出走機会が多い
     
  • 重賞制覇が現実的な成績
     
ラフィアンターフマンクラブ
気になる点
 
  • 勝ち上がり率が悪い
     
  • 旧態依然な運営
      



一口馬主クラブ選びの一助になれば幸いです。


 

ユーマ
ユーマ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

おウマ
おウマ

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