【東サラ】2022年1歳募集馬評価②【馬体診断】

【東サラ】2021年産募集馬評価②【馬体診断】 一口馬主クラブ
この記事は約9分で読めます。

 

【2022年1歳募集馬の馬体評価】
東京サラブレッドクラブ


今回は、東京サラブレッドクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)の馬体評価です!


満口に近い馬を優先的に診断していきます。


今回は第2回となります。前回の記事はこちら。

【ご注意】
  • この馬体評価では、血統や厩舎など募集情報は考慮せず、馬体写真から得られる情報のみで評価しています。
  • そのため、診断結果がイメージ(兄弟の活躍や父馬の産駒傾向など)と相違することがあります。
  • また、”母を応援していた”や”芦毛が好きだから”といった能力以外の理由で、出資馬を選ぶことを否定するものでは一切ありません。
  • むしろ、文字通り”愛馬”として出資馬に愛着を持つことを推奨しています。
  • 以上をご了承いただき、愛馬を選ぶ際のご参考としていただければ幸いです。
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ティズウインディ21


『ティズウインディ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉚ティズウインディ21


以下の項目を診断し、総合評価をつけています。

馬場適性の診断
  • 繋ぎの角度
  • 尻の形
距離適性の診断
  • 肩の角度
  • 尻の形
  • 重心の高低
  • 首の太さ・長さ
馬の能力の診断
  • 胸の広さ
  • 前腕と管の比
  • 長躯短背
  • 後肢の大きさ
注意するポイント
  • 肢部白斑
  • 不正肢勢
  • 繋ぎの角度
  • 管の長さ
  • 首の太さ
  • 尻の形
  • 背中の長さ

診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!


 
 

馬体評価


『ティズウインディ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉚ティズウインディ21馬体診断


『ティズウインディ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は55.8度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

一方、尻の形は”斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は53.2度で立っています。

ピッチ走法になりやすく、加速力に秀でますが、持続性に欠け、短距離適性を示す特徴です。

また、”斜尻”も短距離適性を強化します。

首はやや長めで、こちらは長距離適性を示唆しています。

体長と体高の長さは大きな差はなく適性に影響はなさそうです。

長短混在となりますが、総合的に見て距離適性は短~中距離と判断します。

能力

胸の広さは52.2度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.67倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.38倍。及第点です。

後肢の割合は33.6%。及第点です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度はわずかながら適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

あわせて、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

また、右後肢に見られる”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは中程度と見ます。

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カルティカ21


『カルティカ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉞カルティカ21


 

馬体評価


『カルティカ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短距離

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉞カルティカ21馬体診断


『カルティカ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は56.3度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

一方、尻の形は”斜尻気味”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は54.5度で、かなり立っています。

首も短いため重心移動のサイクルが早くなり、ピッチ走法になりやすく、ダッシュが効くため短距離に向く特徴です。

また、”斜尻”も短距離適性を強化します。

体長と体高の長さに大きな差はなく、距離適性に影響はありません。

総合的に見て、距離適性は短距離と判断します。

能力

胸の広さは51.2度。優秀です。

前腕は管の長さの1.53倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.38倍。及第点です。

後肢の割合は32.9%。及第点です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀であると判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度はわずかながら適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

あわせて、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

また、両後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく両後肢は”一部白蹄”だと思います。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは中程度と見ます。

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ディヴァインハイツ21


『ディヴァインハイツ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㊴ディヴァインハイツ21


 

馬体評価


『ディヴァインハイツ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(ダートの方が得意)

距離適性:1400~1600m

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㊴ディヴァインハイツ21馬体診断


『ディヴァインハイツ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は54.0度。

やや立ち気味ですが、適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”やや平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。

総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。

距離適性

肩の角度は53.3度で、やや立っていて短距離適性を示唆します。

一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利になりやすい特徴です。

首差しは平均的で、体長と体高の長さに大きな差はなく、距離適性に影響はありません。

ある程度距離に融通は利きそうですが、総合的に見て短距離適性が優勢と判断します。

ただ、短距離を走る場合は求められるスピードのハードルが高いです。

能力

胸の広さは56.4度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.48倍。まずまず優秀です。

腹のラインは背のラインの1.48倍。優秀です。

後肢の割合は34.2%。かなり優秀です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、左前肢以外に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく”白蹄”だと思います。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見てリスクは小さいと言えます。

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ヴゼットジョリー21


『ヴゼットジョリー21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㊷ヴゼットジョリー21


 

馬体評価


『ヴゼットジョリー21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短距離優勢

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㊷ヴゼットジョリー21馬体診断


『ヴゼットジョリー21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は57.3度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適正に影響はありません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は55.7度でかなり立っています。

ピッチ走法になりやすく、短距離向きの特徴です。

一方、体長よりも体高の方が長い高重心の馬体で、こちらは長距離適性を示唆します。

また、首もやや長めで長距離向きです。

尻の形は”正尻”で、適性に影響はありません。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が強いため、やや短距離優勢の馬体と判断します。

ただ、「高重心の馬体と長めの首」がテンポの速い走りを阻害するため、スプリント戦では力が発揮できないおそれがあります。

加えて、距離を延ばすと一完歩で進む距離の差で不利になるため、適性距離の探り当てに苦労しそうな印象です。

能力

胸の広さは48.9度。まずまず優秀です。

前腕は管の長さの1.63倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.39倍。及第点です。

後肢の割合は34.0%。まずまず優秀です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

右前肢以外の”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

また、右前肢以外に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく”白蹄”だと思います。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは中程度と見ます。

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まとめ


以上で、東京サラブレッドクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)の馬体評価・第2回は終わりとなります。


今回4頭を診断した結果、 

『ディバインハイツ21』

をオススメします。


この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。

馬体診断について詳しく知りたい方はこちら

おウマ
おウマ

最後まで読んでくれてありがとう!

ユーマ
ユーマ

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