【2022年1歳募集馬の馬体評価】
東京サラブレッドクラブ
今回は、東京サラブレッドクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)』の馬体評価です!
今回は第6回となります。前回の記事はこちら。
総合評価をイッキ見するならこちらから!
レッドオルガ21
『レッドオルガ21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
![【東サラ】㉗レッドオルガ21](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/4b70f1d81416ab80620ca93aa638daab.png)
以下の項目を診断し、総合評価をつけています。
診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!
馬体評価
『レッドオルガ21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:ダートの方が得意
距離適性:短~中距離
能力:★★★★★★★★★☆
丈夫さ:★★★☆☆
馬体評価の根拠
![【東サラ】㉗レッドオルガ21馬体診断](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/c1f9d45a5f0485b101272122e0173696.jpg)
『レッドオルガ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は57.8度。
繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
尻の形は”正尻”で適正に影響は及ぼしません。
総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。
距離適性
短い首が特徴的です。
振りの小さい重心移動で優れた加速力を示唆しています。
また、肩の角度は53.2度で立っており、短距離適性を示す特徴です。
他、尻の形は”正尻”で、体高と体長もほぼ等しく、適性に影響はなさそうです。
総合的に見て、距離適性は短~中距離と判断します。
能力
胸の広さは53.2度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.68倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.52倍。かなり優秀です。
後肢の割合は35.4%。かなり優秀です。
総合的に見て、能力は相当優秀と判断できます。
リスク
繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。
また、右後肢に見られる”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは中程度と見ます。
アンジュパッセ21
『アンジュパッセ21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
![【東サラ】㊶アンジュパッセ21](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/9a1ad6773ad1c3d1a2663e18a7518d30.png)
馬体評価
『アンジュパッセ21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:不問(ダートの方が得意)
距離適性:短距離(1400~1600m)
能力:★★★★★★★★☆☆
丈夫さ:★★★★☆
馬体評価の根拠
![【東サラ】㊶アンジュパッセ21馬体診断](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/f5409cee2e53b52135f92b13c41fee64.jpg)
『アンジュパッセ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は51.3度。
適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。
尻の形は”やや平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。
総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。
距離適性
肩の角度は52.3度で、少し立っています。首も太く短くダッシュ力に秀でていそうです。
また、体高よりも体長の方が長く、底重心な馬体も短距離適性を示唆しています。
一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利になりやすい特徴です。
スプリント戦を走る場合は求められるスピードのハードルが高いでしょう。
総合的に見て、短距離(1400~1600m)に適性がありそうです。
能力
胸の広さは52.9度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.64倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.57倍。かなり優秀です。
後肢の割合は34.1%。優秀です。
総合的に見て、能力はかなり優秀であると判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
ただ、左後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。
蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと言えるでしょう。
ツインテール21
『ツインテール21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
![【東サラ】㊽ツインテール21](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/379099f470b3fda201522ce693137598.png)
馬体評価
『ツインテール21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:ダートの方が得意
距離適性:不問(やや短距離)
能力:★★★★★★★★★☆
丈夫さ:★★★☆☆
馬体評価の根拠
![【東サラ】㊽ツインテール21馬体診断](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/597212b80d5d4dee3a27134fbe46d597.jpg)
『ツインテール21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は59.0度。
立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
尻の形は”正尻”で適性に影響はありません。
総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。
距離適性
肩の角度は54.0度で立っています。
ピッチ走法になりやすいため、短距離で有利に働く特徴です。
他、体高と体長は等しく、首差しも平均的、尻の形も”正尻”で、これらは適性に影響を及ぼしません。
適性示唆が乏しいですが、やや短距離向きの馬体であると言えます。
能力
胸の広さは52.4度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.66倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.60倍。かなり優秀です。
後肢の割合は36.3%。かなり優秀です。
総合的に見て、能力は相当優秀と判断できます。
リスク
繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。
また、左前後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。
蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは中程度と見ます。
ダンシングラグズ21
『ダンシングラグズ21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
![【東サラ】51ダンシングラグズ21](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/d195fc164d26ace90050d1bb97e71744.png)
馬体評価
『ダンシングラグズ21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:不問(ダートの方が得意)
距離適性:短~中距離(1400~1800m)
能力:★★★★★★☆☆☆☆
丈夫さ:★★★★☆
馬体評価の根拠
![【東サラ】51ダンシングラグズ21馬体診断](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/9bd63b768ac070f8349aff6ef261d187.jpg)
『ダンシングラグズ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は49.2度。
適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。
尻の形は”やや平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。
総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。
距離適性
肩の角度は54.7度で、かなり立っていて短距離適性を示唆しています。
一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利になりやすい特徴です。
スプリント戦を走る場合は求められるスピードのハードルが高いでしょう。
体高と体長に差はなく、首差しも平均的で適性に影響はなさそうです。
総合的に見て、短~中距離(1400~1800m)に適性がありそうです。
能力
胸の広さは53.9度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.67倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.41倍。及第点です。
後肢の割合は34.0%。まずまず優秀です。
総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。
リスク
骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。
ただ、左前肢以外に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。
蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
総合的に見て、リスクは小さいと言えるでしょう。
サウンドオブフリーダム21
『サウンドオブフリーダム21』の馬体を診断していきます。
参考にした馬体写真はこちら。
![【東サラ】52サウンドオブフリーダム21](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/7b3c39e0b6684abf0e043e2eb9192cb4.png)
馬体評価
『サウンドオブフリーダム21』の馬体評価はこの通りとなりました。
馬場適性:ダートの方が得意
距離適性:短~中距離
能力:★★★★★☆☆☆☆☆
丈夫さ:★★☆☆☆
馬体評価の根拠
![【東サラ】52サウンドオブフリーダム21馬体診断](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/06/8246a4f629050c19f0435aa4ed28a61d.jpg)
『サウンドオブフリーダム21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
馬場適性
繋ぎの角度は57.8度。
立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。
一方、尻の形は”斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。
総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。
距離適性
肩の角度は48.2度で、わずかに寝ています。ストライドが大きな走りに繋がり、長距離適性を強化します。
一方、体高よりも体長の方が長い低重心な馬体は、ダッシュ力に優れ、短距離適性を示唆します。
また、短く太い首と”斜尻”も短距離適性を強化します。
長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が優勢で、距離適性は短~中距離と判断します。
能力
胸の広さは58.4度。かなり優秀です。
前腕は管の長さの1.69倍。かなり優秀です。
腹のラインは背のラインの1.41倍。まずまず優秀です。
後肢の割合は31.5%。かなり見劣りします。
総合的に見て、能力はまずまずと判断できます。
リスク
繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。
また、右前肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。
蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。
白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。
あわせて、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。
リスクはやや高いと言えるでしょう。
まとめ
![](https://hihin.site/wp-content/uploads/2022/05/15dbc411be739b87450615daf7fab985-1-1024x538.jpg)
以上で、東京サラブレッドクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)』の馬体評価・第6回は終わりとなります。
今回5頭を診断した結果、オススメは
『レッドオルガ21』
次点で
『ツインテール21』
『アンジュパッセ21』
という結果になりました。
この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。
総合評価をイッキ見するならこちらから!
馬体診断について詳しく知りたい方はこちら
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