【東サラ】2022年1歳募集馬評価⑥【馬体診断】

【東サラ】2021年産募集馬評価⑥【馬体診断】 一口馬主クラブ
この記事は約10分で読めます。

 

2022年1歳募集馬の馬体評価】
東京サラブレッドクラブ


今回は、東京サラブレッドクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)の馬体評価です!



今回は第6回となります。前回の記事はこちら。

【ご注意】
  • この馬体評価では、血統や厩舎など募集情報は考慮せず、馬体写真から得られる情報のみで評価しています。
  • そのため、診断結果がイメージ(兄弟の活躍や父馬の産駒傾向など)と相違することがあります。
  • また、”母を応援していた”や”芦毛が好きだから”といった能力以外の理由で、出資馬を選ぶことを否定するものでは一切ありません。
  • むしろ、文字通り”愛馬”として出資馬に愛着を持つことを推奨しています。
  • 以上をご了承いただき、愛馬を選ぶ際のご参考としていただければ幸いです。
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レッドオルガ21


『レッドオルガ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉗レッドオルガ21


以下の項目を診断し、総合評価をつけています。

馬場適性の診断
  • 繋ぎの角度
  • 尻の形
距離適性の診断
  • 肩の角度
  • 尻の形
  • 重心の高低
  • 首の太さ・長さ
馬の能力の診断
  • 胸の広さ
  • 前腕と管の比
  • 長躯短背
  • 後肢の大きさ
注意するポイント
  • 肢部白斑
  • 不正肢勢
  • 繋ぎの角度
  • 管の長さ
  • 首の太さ
  • 尻の形
  • 背中の長さ

診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!


 
 

馬体評価


『レッドオルガ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★★★★★☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉗レッドオルガ21馬体診断


『レッドオルガ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は57.8度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適正に影響は及ぼしません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

短い首が特徴的です。

振りの小さい重心移動で優れた加速力を示唆しています。

また、肩の角度は53.2度で立っており、短距離適性を示す特徴です。

他、尻の形は”正尻”で、体高と体長もほぼ等しく、適性に影響はなさそうです。

総合的に見て、距離適性は短~中距離と判断します。

能力

胸の広さは53.2度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.68倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.52倍。かなり優秀です。

後肢の割合は35.4%。かなり優秀です。

総合的に見て、能力は相当優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

また、右後肢に見られる”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは中程度と見ます。

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アンジュパッセ21


『アンジュパッセ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㊶アンジュパッセ21


 

馬体評価


『アンジュパッセ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(ダートの方が得意)

距離適性:短距離(1400~1600m)

能力:★★★★★★★★☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㊶アンジュパッセ21馬体診断


『アンジュパッセ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は51.3度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”やや平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。

総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。

距離適性

肩の角度は52.3度で、少し立っています。首も太く短くダッシュ力に秀でていそうです。

また、体高よりも体長の方が長く、底重心な馬体も短距離適性を示唆しています。

一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利になりやすい特徴です。

スプリント戦を走る場合は求められるスピードのハードルが高いでしょう。

総合的に見て、短距離(1400~1600m)に適性がありそうです。

能力

胸の広さは52.9度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.64倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.57倍。かなり優秀です。

後肢の割合は34.1%。優秀です。

総合的に見て、能力はかなり優秀であると判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、左後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。

蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは小さいと言えるでしょう。

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ツインテール21


『ツインテール21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㊽ツインテール21


 

馬体評価


『ツインテール21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:不問(やや短距離)

能力:★★★★★★★★★☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㊽ツインテール21馬体診断


『ツインテール21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は59.0度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適性に影響はありません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は54.0度で立っています。

ピッチ走法になりやすいため、短距離で有利に働く特徴です。

他、体高と体長は等しく、首差しも平均的、尻の形も”正尻”で、これらは適性に影響を及ぼしません。

適性示唆が乏しいですが、やや短距離向きの馬体であると言えます。

能力

胸の広さは52.4度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.66倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.60倍。かなり優秀です。

後肢の割合は36.3%。かなり優秀です。

総合的に見て、能力は相当優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

また、左前後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。

蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは中程度と見ます。

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ダンシングラグズ21


『ダンシングラグズ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】51ダンシングラグズ21


 

馬体評価


『ダンシングラグズ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(ダートの方が得意)

距離適性:短~中距離(1400~1800m)

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】51ダンシングラグズ21馬体診断


『ダンシングラグズ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は49.2度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”やや平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。

総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。

距離適性

肩の角度は54.7度で、かなり立っていて短距離適性を示唆しています。

一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利になりやすい特徴です。

スプリント戦を走る場合は求められるスピードのハードルが高いでしょう。

体高と体長に差はなく、首差しも平均的で適性に影響はなさそうです。

総合的に見て、短~中距離(1400~1800m)に適性がありそうです。

能力

胸の広さは53.9度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.67倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.41倍。及第点です。

後肢の割合は34.0%。まずまず優秀です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、左前肢以外に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。

蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは小さいと言えるでしょう。

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サウンドオブフリーダム21


『サウンドオブフリーダム21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】52サウンドオブフリーダム21


 

馬体評価


『サウンドオブフリーダム21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★☆☆☆☆☆

丈夫さ:★★☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】52サウンドオブフリーダム21馬体診断


『サウンドオブフリーダム21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は57.8度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

一方、尻の形は”斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は48.2度で、わずかに寝ています。ストライドが大きな走りに繋がり、長距離適性を強化します。

一方、体高よりも体長の方が長い低重心な馬体は、ダッシュ力に優れ、短距離適性を示唆します。

また、短く太い首と”斜尻”も短距離適性を強化します。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が優勢で、距離適性は短~中距離と判断します。

能力

胸の広さは58.4度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.69倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.41倍。まずまず優秀です。

後肢の割合は31.5%。かなり見劣りします。

総合的に見て、能力はまずまずと判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

また、右前肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性があります。

蹄は全容が見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

あわせて、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

リスクはやや高いと言えるでしょう。

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まとめ


以上で、東京サラブレッドクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)の馬体評価・第6回は終わりとなります。


今回5頭を診断した結果、オススメは

『レッドオルガ21』

次点で

『ツインテール21』
『アンジュパッセ21』

という結果になりました。


この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。

馬体診断について詳しく知りたい方はこちら

おウマ
おウマ

最後まで読んでくれてありがとう!

ユーマ
ユーマ

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