【東サラ】2022年1歳募集馬評価①【馬体診断】

【東サラ】2021年産募集馬評価①【馬体診断】 一口馬主クラブ
この記事は約10分で読めます。

 

【2022年1歳募集馬の馬体評価】
東京サラブレッドクラブ


今回は、東京サラブレッドクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)の馬体評価です!


全52頭を、5頭ずつくらいで更新していきます。

【ご注意】
  • この馬体評価では、血統や厩舎など募集情報は考慮せず、馬体写真から得られる情報のみで評価しています。
  • そのため、診断結果がイメージ(兄弟の活躍や父馬の産駒傾向など)と相違することがあります。
  • また、”母を応援していた”や”芦毛が好きだから”といった能力以外の理由で、出資馬を選ぶことを否定するものでは一切ありません。
  • むしろ、文字通り”愛馬”として出資馬に愛着を持つことを推奨しています。
  • 以上をご了承いただき、愛馬を選ぶ際のご参考としていただければ幸いです。
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スキャットレディビーダンシング21


『スキャットレディビーダンシング21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】①スキャットレディビーダンシング21


以下の項目を診断し、総合評価をつけています。

馬場適性の診断
  • 繋ぎの角度
  • 尻の形
距離適性の診断
  • 肩の角度
  • 尻の形
  • 重心の高低
  • 首の太さ・長さ
馬の能力の診断
  • 胸の広さ
  • 前腕と管の比
  • 長躯短背
  • 後肢の大きさ
注意するポイント
  • 肢部白斑
  • 不正肢勢
  • 繋ぎの角度
  • 管の長さ
  • 首の太さ
  • 尻の形
  • 背中の長さ

診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!


 
 

馬体評価


『スキャットレディビーダンシング21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダート

距離適性:短距離

能力:★★★★★★★★☆☆

丈夫さ:★☆☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】①スキャットレディビーダンシング21馬体診断


『スキャットレディビーダンシング21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は59.6度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で、馬場適性に影響はありません。

総合的に見て、ダート適性の方が高いでしょう。

距離適性

肩の角度は53.1度でかなり立っています。

ピッチ走法になりやすく、加速力に秀でますが、持続性に欠け、短距離適性を示す特徴です。

首はやや短めで、こちらも短距離適性を示唆しています。

体長と体高の長さは大きな差はなく、尻の形も”正尻”で適性に影響はなさそうです。

総合的に見て、距離適性は短距離と判断します。

能力

胸の広さは56.1度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.72倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.44倍。優秀です。

後肢の割合は34.3%。優秀です。

総合的に見て、能力はかなり優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

また、弓脚の傾向もあります。

目視で確認できるレベルのため、屈腱や靱帯に大きな負荷が掛かると予想されます。

高い能力を考慮しても、オススメできません。

強いて抜け穴を探すなら、立ち繋ぎなので球節の沈み込みが小さく、屈腱等の負荷が少しは和らぐかもしれません。

総合的に見て、リスクは高いと言えます。

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ラストグルーヴ21


『ラストグルーヴ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】②ラストグルーヴ21


 

馬体評価


『ラストグルーヴ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問

距離適性:1200~1600m

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★★★★

 

馬体評価の根拠

【東サラ】②ラストグルーヴ21馬体診断


『ラストグルーヴ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は52.4度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”正尻”なので、適性に影響は出ないと推察します。

総合的に見て馬場適性は不問でしょう。

距離適性

肩の角度は53.5度で、かなり立っています。

ピッチ走法になりやすく、ダッシュが効くため短距離に向く特徴です。

首は平均的で、距離適性に影響はありません。

体長と体高の長さがほぼ等しく、尻の形も”正尻”なので、こちらも距離適性に影響はありません。

適性が判断できる特徴は「肩の角度」のみでしたが、示唆が強いため影響は大きいでしょう。

総合的に見て、距離適性は短距離寄りと判断します。

能力

胸の広さは53.5度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.73倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.42倍。優秀です。

後肢の割合は32.9%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀であると判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

丈夫な馬体であると言えるでしょう。

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リュズキナ21


『リュズキナ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】③リュズキナ21


 

馬体評価


『リュズキナ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダート

距離適性:短距離

能力:★★★★★★★★☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】③リュズキナ21馬体診断


『リュズキナ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は61.3度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”斜尻気味”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートと判断します。

距離適性

体高よりも体長の方が長い低重心の馬体です。

また肩の角度も53.4度でかなり立っています。

首も短く太めで、いずれもピッチ走法になりやすく、短距離向きの特徴です。

また、”斜尻”も短距離適性を強化します。

短距離向きの適性を示しています。

短距離適性の示唆が強いため、短距離向きの馬体と判断します。

能力

胸の広さは55度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.45倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.45倍。優秀です。

後肢の割合は35.2%。かなり優秀です。

総合的に見て、能力はかなり優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

無理使いは禁物で、適度な休養を入れながらのローテが必要です。

総合的に見てリスクは小さいと言えます。

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ジョリージョコンド21


『ジョリージョコンド21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】④ジョリージョコンド21


 

馬体評価


『ジョリージョコンド21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:やや芝向き

距離適性:1400m~中距離

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】④ジョリージョコンド21馬体診断


『ジョリージョコンド21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は52.4度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”斜尻気味”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て馬場適性は不問(やや芝向き)と判断します。

距離適性

肩の角度は52.9度で立っています。

ピッチ走法になりやすく、短距離向きの特徴です。

また、”斜尻”も短距離適性を強化します。

一方、首は長めで長距離向きの適性を示しています。

体長と体高の長さは等しく、適性に影響はありません。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が強いため、短~中距離向きの馬体と判断します。

ただ、長い首がテンポの速い走りを阻害するため、スプリント戦では力が発揮できないおそれがあります。

能力

胸の広さは52.4度。優秀です。

前腕は管の長さの1.75倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.42倍。優秀です。

後肢の割合は33.8%。まずまず優秀です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

ただ、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

無理使いは禁物で、適度な休養を入れながらのローテが必要です。

また、両後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく両後肢は”白蹄”だと思います。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見てリスクは小さいと言えます。

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レインボーダリア21


『レインボーダリア21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】⑤レインボーダリア21


 

馬体評価


『レインボーダリア21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(ダートの方が得意)

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】⑤レインボーダリア21馬体診断


『レインボーダリア21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は53.8度。

やや立ち気味ですが、適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”平行尻”で持続力に長ける反面、瞬発力に劣るため脚質的にダートに向く傾向があります。

総合的に見て、馬場適性は不問(ダートの方が得意)と判断します。

距離適性

肩の角度は53.8度でかなり立っています。

ピッチ走法になりやすいため、短距離向きの特徴です。

体長と体高の長さは等しく、首差しも平均的で適性に影響はありません。

一方、”平行尻”はダッシュ力に乏しいため、短距離では不利な特徴です。

総合的にみて、距離適性は短~中距離と判断します。

ただ、短距離を走る場合は求められるスピードのハードルが高いです。

能力

胸の広さは54度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.75倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.44倍。優秀です。

後肢の割合は33.3%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

わずかに弓脚の傾向があります。

程度は小さいため、他部位の美点を優先して良いと思いますが、馬体が大きくなる場合はリスクも大きくなる可能性があります。

リスクを可能な限り避けたいと考える方にはオススメできません。

また、右前肢以外に見られる”肢部白斑”と”白蹄”は、皮膚炎や蹄のトラブルを抱える可能性もあります。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見てリスクはやや高めと言えます。

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まとめ


以上で、東京サラブレッドクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)の馬体評価・第1回は終わりとなります。


今回5頭を診断した結果、 

『リュズキナ21』
『ラストグルーヴ21』

の2頭をオススメします。


一方、

『スキャットレディビーダンシング21』

については、素晴らしい馬体の持ち主ですが、弓脚の特徴があるためオススメできません。


”それでも!”という方は、リスクを覚悟で愛馬に迎え入れましょう。


この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。

馬体診断について詳しく知りたい方はこちら

おウマ
おウマ

最後まで読んでくれてありがとう!

ユーマ
ユーマ

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