【東サラ】2022年1歳募集馬評価⑦【馬体診断】

【東サラ】2021年産募集馬評価⑦【馬体診断】 一口馬主クラブ
この記事は約11分で読めます。

 

2022年1歳募集馬の馬体評価】
東京サラブレッドクラブ


今回は、東京サラブレッドクラブの『2022年1歳募集馬(21年産募集馬)の馬体評価です!


今回は第7回となります。前回の記事はこちら。

【ご注意】
  • この馬体評価では、血統や厩舎など募集情報は考慮せず、馬体写真から得られる情報のみで評価しています。
  • そのため、診断結果がイメージ(兄弟の活躍や父馬の産駒傾向など)と相違することがあります。
  • また、”母を応援していた”や”芦毛が好きだから”といった能力以外の理由で、出資馬を選ぶことを否定するものでは一切ありません。
  • むしろ、文字通り”愛馬”として出資馬に愛着を持つことを推奨しています。
  • 以上をご了承いただき、愛馬を選ぶ際のご参考としていただければ幸いです。
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レッドラフェスタ21


『レッドラフェスタ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】⑳レッドラフェスタ21


以下の項目を診断し、総合評価をつけています。

馬場適性の診断
  • 繋ぎの角度
  • 尻の形
距離適性の診断
  • 肩の角度
  • 尻の形
  • 重心の高低
  • 首の太さ・長さ
馬の能力の診断
  • 胸の広さ
  • 前腕と管の比
  • 長躯短背
  • 後肢の大きさ
注意するポイント
  • 肢部白斑
  • 不正肢勢
  • 繋ぎの角度
  • 管の長さ
  • 首の太さ
  • 尻の形
  • 背中の長さ

診断の根拠については馬体診断講座をご参照ください!


 
 

馬体評価


『レッドラフェスタ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:中~長距離

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★☆☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】⑳レッドラフェスタ21馬体診断


『レッドラフェスタ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は60.3度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適正に影響は及ぼしません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

首はスラっと長く、肩の角度も49.9度とやや寝ています。

どちらもストライドの大きな走りに繋がる要素で、長距離適性を示唆しています。

他、尻の形は”正尻”で、体高と体長もほぼ等しく、適性に影響はなさそうです。

総合的に見て、距離適性は中~長距離と判断します。

能力

胸の広さは52.7度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.74倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.45倍。優秀です。

後肢の割合は33.5%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

わずかに弓脚の傾向があります。

程度は小さいため、他部位の美点を優先して良いと思いますが、馬体が大きくなる場合はリスクも大きくなる可能性があります。

リスクを可能な限り避けたいと考える方にはオススメできません。

また、繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

総合的に見て、リスクは高いと見ます。

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マレーナ21


『マレーナ21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉓マレーナ21


 

馬体評価


『マレーナ21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短~中距離

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★☆☆☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉓マレーナ21馬体診断


『マレーナ21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は55.2度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適正に影響は及ぼしません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は54.4度で立っています。

また、体高よりも体長の方が長い低重心な馬体です。

いずれもピッチ走法になりやすく、短距離適性を示唆するものです。

他、尻の形は”正尻”、首差しも平均的で、適性に影響はなさそうです。

総合的に見て、短距離~中距離に適性がありそうです。

能力

胸の広さは56.7度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.58倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.49倍。優秀です。

後肢の割合は33.2%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀であると判断できます。

リスク

わずかに弓脚の傾向があります。

程度は小さいため、他部位の美点を優先して良いと思いますが、馬体が大きくなる場合はリスクも大きくなる可能性があります。

リスクを可能な限り避けたいと考える方にはオススメできません。

また、繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

総合的に見て、リスクは高いと見ます。

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メガン21


『メガン21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉔メガン21


 

馬体評価


『メガン21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(芝の方が得意)

距離適性:1200~1600m

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★★★★

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉔メガン21馬体診断


『メガン21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は51.6度。

適性角度内で馬場不問の走りに期待できます。

尻の形は”やや斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性は不問(芝の方が得意)の方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は54.6度で立っています。

ピッチ走法になりやすいため、短距離で有利に働く特徴です。

また、”斜尻”も瞬発力に長け、持続力に劣るため、短距離適性を強化します。

一方、馬体は高重心で、長距離適性を示します。

首差しは平均的で適性に影響はないでしょう。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆の方が強く、やや短距離向きの馬体であると言えます。

1000~1150mのような、極端なスプリント戦以外はこなせそうです。

能力

胸の広さは55.7度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.79倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.47倍。優秀です。

後肢の割合は33.4%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

強いて挙げるなら、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

総合的に見て、リスクは小さいと見ます。

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ブランシェール21


『ブランシェール21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉕ブランシェール21


 

馬体評価


『ブランシェール21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:不問(ダートの方が得意)

距離適性:中距離

能力:★★★★★★☆☆☆☆

丈夫さ:★★★★☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉕ブランシェール21馬体診断


『ブランシェール21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は58.4度。

繋ぎが立ち気味のため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”やや斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は54.8度で立っています。短距離適性を示します。

尻の形は”やや斜尻”で、控えめに短距離適性を強化します。

首差しはわずかに長めで、控えめに長距離適性を示唆します。

体長よりも体高の方が少し長く、やや高重心な馬体です。控えめに長距離適性を示唆します。

長短混在の馬体で、どちらも極端な距離は対応が難しく、距離適性は中距離に限定されそうです。

能力

胸の広さは51.8度。優秀です。

前腕は管の長さの1.74倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.37倍。及第点です。

後肢の割合は33.9%。まずまず優秀です。

総合的に見て、能力はまずまず優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

強いてあげるなら、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

また、左後肢に”肢部白斑”を持つため、皮膚炎などのトラブルを抱える可能性もあります。

蹄は見えないので考慮しませんが、おそらく”一部白蹄”でしょう。

白蹄は角質が柔らかいため、落鉄なども起きやすい特徴です。

総合的に見て、リスクは小さいと見ます。

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サンドグロース21


『サンドグロース21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉛サンドグロース21


 

馬体評価


『サンドグロース21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:短距離(~1700m)

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★★☆☆

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉛サンドグロース21馬体診断


『サンドグロース21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は59.3度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

一方、尻の形は”斜尻”で持続的な脚を使うのが苦手なため、脚質的には芝の方が向きそうです。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は56度で立っています。短距離適性を示します。

尻の形は”斜尻”で、短距離適性を強化します。

首差しは短めで、控えめに短距離適性を示唆します。

体長よりも体高の方が少し長く、やや高重心な馬体です。控えめに長距離適性を示唆します。

長短混在の馬体ですが、短距離適性の示唆が強く、距離適性は短距離に振れそうです。

能力

胸の広さは50.1度。優秀です。

前腕は管の長さの1.70倍。かなり優秀です。

腹のラインは背のラインの1.51倍。かなり優秀です。

後肢の割合は33.2%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

繋ぎが立っていて、角度は適正範囲外のため球節周りの靱帯へのダメージ・手根骨や指骨などの骨折リスクがあります。

あわせて、”斜尻”は高出力の推進を得る代価として傷みやすい特徴を持ちます。

リスクは中程度と言えるでしょう。

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レッドコルディス21


『レッドコルディス21』の馬体を診断していきます。


参考にした馬体写真はこちら。

【東サラ】㉝レッドコルディス21


 

馬体評価


『レッドコルディス21』の馬体評価はこの通りとなりました。

馬場適性:ダートの方が得意

距離適性:不問(~2500m)

能力:★★★★★★★☆☆☆

丈夫さ:★★★★★

 

馬体評価の根拠

【東サラ】㉝レッドコルディス21馬体診断


『レッドコルディス21』の馬体評価の根拠は以下の通りです。
 

馬場適性

繋ぎの角度は57.8度。

立ち繋ぎのため、芝では力を発揮できないおそれがあります。

尻の形は”正尻”で適性を示唆するものではありません。

総合的に見て、馬場適性はダートの方が得意と判断します。

距離適性

肩の角度は51.6度で平均的です。適性の示唆はありません。

尻の形は”正尻”で、適性の示唆はありません。

首差しはやや短めで、控えめに短距離適性を示唆します。

体長と体高の長さが等しく、バランスが取れた馬体です。適性の示唆はありません。

適性を示唆する要素が少なく、距離不問の活躍に期待できます。

ただ、首が短めのため、超長距離では効率の面で不利になる可能性があります。

能力

胸の広さは53.1度。かなり優秀です。

前腕は管の長さの1.58倍。優秀です。

腹のラインは背のラインの1.86倍。かなり優秀です。

後肢の割合は33.5%。及第点です。

総合的に見て、能力は優秀と判断できます。

リスク

骨折などの重大な怪我に繋がるリスクとなる特徴は見られません。

丈夫な馬体であると言えるでしょう。

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まとめ


以上で、東京サラブレッドクラブの『2022年度募集馬(21年産募集馬)の馬体評価・第7回は終わりとなります。


今回6頭を診断した結果、オススメは

『レッドコルディス21』

次点で

『メガン21』

という結果になりました。


この記事が、皆さまの素敵な『POG/一口馬主クラブ』ライフの一助となれば大変光栄です。

馬体診断について詳しく知りたい方はこちら

おウマ
おウマ

最後まで読んでくれてありがとう!

ユーマ
ユーマ

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