ユニオンオーナーズクラブの評判【一口馬主クラブ解体新書】

　

今回は、『ユニオンオーナーズクラブ』について詳しく解説していきます。


『一口馬主クラブ解体新書』では、クラブの概要だけでなく、どのような特徴や傾向があるのか、オススメ度などの評価内容も詳しく紹介していきます。

ユニオンオーナーズクラブの評価

項目	評価
所属馬の成績	★★☆☆☆
クラブサービス	★★★★☆
クラブの評判	★★☆☆☆
出資のしやすさ	★★★★☆

　

ユニオンオーナーズクラブの特徴

　

各項目の評価

ユニオンオーナーズクラブのオススメ度は『星２つ』です。
　

各項目について詳しく見ていきましょう。
　

所属馬の成績

ユニオンオーナーズクラブは、日高の中小牧場が株主となって結成し、1986年に発足した歴史あるクラブです。
　

初年度募集馬のサンドピアリスが、エリザベス女王杯を最低人気で制して早々にG1初勝利を挙げました。

　
実際に見たことが無くても、ウイニングポストのイベントで知っているという方も多いのではないでしょうか？

　

直近の５年間の成績はこの通りです。

	2015年産	2016年産	2017年産	2018年産	2019年産
募集頭数	33頭	42頭	41頭	40頭	43頭
デビュー率	97.0％	90.5％	95.1％	92.5％	86.0％
勝ち上がり率	42.4％	26.2％	19.5％	30.0％	14.0％
平均募集価格	1415万円	1583万円	1578万円	1653万円	1549万円
平均獲得賞金	1719万円	1235万円	614万円	1036万円	190万円
平均回収率	121.5％	78.0%	38.9%	62.7%	12.3％

例年40頭前後の募集馬を揃えているので、平均成績に極端なムラはありません。

　
2015年産世代では、エポカドーロでクラシックを制覇しましたが、勝ち上がり率や平均回収率は全体的に低調です。

　
しかし、毎年2，3頭はオープン馬が出ていますし、募集価格が安い馬の活躍も見られるので、一本釣りができれば楽しめるクラブかもしれません。

　
複数牧場の共同運営という構造上、大きな変革には期待できないので、今後も同様の戦績が続くものと思われます。

　
　
　

クラブサービス

ユニオンオーナーズクラブの特徴的なクラブサービスは以下の通りです。

　
　

クラブの評判

ユニオンオーナーズクラブの評判について、ネット上の口コミを頼りに調査してみたところ、このような結果となりました。

募集価格が全体的に抑えられていて、募集してすぐに満口になるようなこともないので、出資がしやすいという点が魅力に映るようです。　


また、コンスタントに重賞馬、オープン馬を輩出している点も好意的に見ている方が多いですね。


一方で、全体で見た競走成績は低調で、一口馬主クラブ全体の成績としては下から数えたほうが早い点は改善したいところですね。


また、参加牧場がクラブに提供する馬が、一番馬や期待馬ではないことが多い、という点が大きな不満につながっているようです。


期待馬はセリや庭先で個人馬主に売却し、売れ残りを募集に掛けている、というイメージが付いてしまっているようですね。


実際にクラブで活躍した牝馬の産駒がセリで高値で売られたり、会員としてはクラブに愛着を持ちづらいかもしれません。

出資のしやすさ

ユニオンオーナーズクラブは2014～2016年産で毎年重賞馬を輩出したことで、一時的に会員数を増やしましたが、最近は落ち着いてきています。


募集開始→即満口という事態に陥ることはありません。


Twitterや公式サイトでの近況報告を見ながら、ゆっくりと吟味することができるクラブです。

ユニオンオーナーズクラブの概要　

ユニオンオーナーズクラブの法人概要と、主な活躍馬を紹介します。

ユニオンオーナーズクラブの『法人概要』

ユニオンオーナーズクラブの法人概要は以下の通りです。

愛馬会法人	株式会社ユニオンオーナーズクラブ
住所	北海道日高郡新ひだか町静内本町1-2-1
公式サイト	https://www.union-oc.co.jp/
Twitter	https://twitter.com/unionownersclub

クラブ法人	株式会社ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
住所	北海道日高郡新ひだか町静内本町1-2-1

ユニオンオーナーズクラブの『主な活躍馬』

ユニオンオーナーズクラブの主な活躍馬は以下の通りです。

まとめ

いかがだったでしょうか？


今回の一口馬主クラブ解体新書は、『ユニオンオーナーズクラブ』を取り上げて紹介してきました。


この記事をまとめると…

一口馬主クラブ選びの一助になれば幸いです。