キャロットクラブの評判【一口馬主クラブ解体新書】

【解体新書】キャロットクラブ 一口馬主クラブ
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キャロットクラブの評判は??

今回は、『キャロットクラブ』について詳しく解説していきます。


『一口馬主クラブ解体新書』では、クラブの概要だけでなく、どのような特徴や傾向があるのか、オススメ度などの評価内容も詳しく紹介していきます。

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キャロットクラブの評価

オススメ度

★★★★★

項目評価
所属馬の成績★★★★★
クラブサービス★★★★☆
クラブの評判★★★★☆
出資のしやすさ★☆☆☆☆




 

キャロットクラブの特徴

キャロットクラブの良い所
 
    
  • G1・クラシック常連クラブ
     
    2010年産から2019年産まで、すべての世代で牡牝いずれかのクラシック3冠に駒を進める馬を輩出しています。

    馬主リーディングもTOP3常連で、2014年度と2016年度でリーディング1位に輝きました。

    トップオブトップクラブのひとつです。


     
     
  • 400口なので、高くても30万円前後で有力馬に出資できる
     
    キャロットクラブでは、募集総額4000万、5000万は当たり前なラインナップで、期待馬は1億円を超えることもあります。

    しかし、400口募集なので、高くても1口30万前後で、歴史を作るかもしれない馬に出資することができます。
     
キャロットクラブの気になる所
 
    
  • 人気過ぎて入会できない
     
    キャロットクラブは、ほぼすべての募集馬が満口となるほどに異常な人気を集めています。
     
    既存会員が優先されるため、新規入会を考えている人にはチャンスすら回ってこないこともあります。 
     
    入会初年度は、”入会するための出資”として人気のない馬に出資する覚悟が必要です。

     
     
      
  • 入会できても思い通りの出資はできない
      
    晴れて入会できても会員同士の競争が激しく、人気馬は確実に抽選となります。

    とても人気のあるクラブですが、出資したい馬に出資できないという理由で退会という選択を取る人もいるようです。




 
 

各項目の評価

キャロットクラブのオススメ度は『星5つ』です。


各項目について詳しく見ていきましょう。



 

所属馬の成績

キャロットクラブは、2000年からノーザンファーム生産の馬をメインに募集するようになり、劇的に成長を遂げたクラブです。


1986年から所属馬が出走していますが、重賞初勝利はノーザン体制に変わってしばらくした2005年です。


ハットトリックが京都金杯でクラブ史上初の重賞勝利を挙げると、シーザリオ、ディアデラノビアと続き、1年で重賞6勝(うちG1 2勝)と一気に突き抜けます。


前年22位だった馬主リーディングも、2005年度は4位にジャンプアップして、以降はTOP3常連クラブへと成長していきました。





直近の5年間の成績はこの通りです。

2015年産2016年産2017年産2018年産2019年産
募集頭数79頭79頭79頭82頭89頭
デビュー率94.9%98.7%96.2%91.5%85.4%
勝ち上がり率55.7%60.8%62.0%53.7%38.2%
平均募集価格3233万円3170万円3603万円3793万円3434万円
平均獲得賞金2833万円4360万円3591万円2762万円874万円
平均回収率87.6%137.5%99.7%72.8%25.5%


毎年80頭近くの募集馬を揃えながら、勝ち上がり率は50%以上をキープしており、ラインナップの質の高さを数字でも示しています。


平均回収率については100%に満たない年が多いですが、世代を代表するような馬を何度も輩出しており、一発当たった時のリターンはとてつもない破壊力があります。


成績について文句をつけるところはありません。




 

クラブサービス

キャロットクラブの、クラブサービスは以下の通りです。

 

キャロットクラブのクラブサービス
 
   
  • 各種動画配信サービス
    →ホームページで募集馬、現役馬の様子を収めた動画を見ることができます。

    また、クラブ出身の繁殖牝馬やその仔の成長動画も見ることができます。
     
     
     
     
  • 会報誌「エクリプス」
    →所属馬情報や競馬コラム、写真などをオールカラーで伝える会報誌です。 
      
      
     
      
  • 優勝賞品の提供
    →所属馬が獲得した優勝賞品(純金メダル、金製品、宝飾品等のいわゆる主催者賞品)を、当該馬の出資会員のうち希望者1 名に売却し、売却代金を出資会員に分配します。

    買取希望者がいなければ、クラブが業者に売却し、売却代金は出資会員に分配されます。
     
     
     
     
  • ノーザンホースパークの入場料が無料
    →ノーザンホースパークの入場料が、会員・同伴者ともに無料となります。

    また、売店やレストランでの割引もあります。  
     
     
     
  • レンタカー料金の割引
    →千歳・札幌各市内周辺のレンタカーが特別割引料金で利用できます。

 


 
 

クラブの評判

キャロットクラブの評判について、ネット上の口コミを頼りに調査してみたところ、このような結果となりました。
 

キャロットクラブ
良い評判
    
  • G1出走は当たり前というほどの成績
      
     
  • ”Our Blood”による出資馬への愛着
     
キャロットクラブ
良くない評判
   
  • 入会・出資できない
     
     
  • 会員同士の妬み嫉みがある
     


リーディングTOP3常連のクラブですから『愛馬のG1出走は当たり前、G1を何勝できるかが勝負』といったような絵空事が、現実的なほどの成績を残しています。


その強さに加えて、400口募集という出資ハードルの低さから、毎年入会希望者が殺到しています。


「キャロットチャレンジ」という言葉が生まれるほどに、狭き門となっている点は欠点と言えるでしょうか。


また、”Our Blood”というコンセプトで、クラブ出身の繁殖牝馬の産駒を積極的にラインナップし、母馬に出資していた人に優先出資権を与えるなど、出資馬に愛着が湧きやすい仕組みも好評のようです。




一方、人気クラブで会員数が多いがゆえに、変な人も集まりやすく、他クラブを貶めたり、他の会員の出資馬に文句を付けたり、なかなかギスギスした部分もあるようです。




 


 

出資のしやすさ

キャロットクラブは超人気クラブですから、ほとんどの馬が満口となります。


人気の募集馬は、募集⇒即満口となることも珍しくありませんので、のんびりと出資馬を選んでいる猶予は全くありません。


最優先・母馬優先などの仕組みを使って、戦略的に出資していくことが求められます。



※2022年6月1日にクラブから発表された募集要項の変更により、新規入会での参入がほぼ不可能な状態となりました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください⇩

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キャロットクラブの概要 

キャロットクラブの法人概要と、主な活躍馬を紹介します。

 

キャロットクラブの『法人概要』

キャロットクラブの法人概要は以下の通りです。

愛馬会法人株式会社キャロットクラブ
住所東京都渋谷区広尾1丁目3番18号
公式サイトhttps://carrotclub.net/
クラブ法人有限会社キャロットファーム
住所東京都渋谷区広尾1丁目3番18号



 

キャロットクラブの『主な活躍馬』

キャロットクラブの主な活躍馬は以下の通りです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?


今回の一口馬主クラブ解体新書は、『キャロットクラブ』を取り上げて紹介してきました。


この記事をまとめると…
 

【キャロットクラブ】

 
オススメ度

★★★★★

 
入会は狭き門


出資も狭き門

されどG1への近道
 
 

キャロットクラブ
良い点
  
  • 高い勝ち上がり率
     
  • G1や重賞での実績
     
キャロットクラブ
気になる点
  
  • そもそも入会・出資ができない
     
  • 会員間の競争意識が高い
      

 



一口馬主クラブ選びの一助になれば幸いです。


 

ユーマ
ユーマ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

おウマ
おウマ

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