ワラウカドの評判【一口馬主クラブ解体新書】

【解体新書】ワラウカド 一口馬主クラブ
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ワラウカドの評判は??

今回は、『ワラウカド』について詳しく解説していきます。


『一口馬主クラブ解体新書』では、クラブの概要だけでなく、どのような特徴や傾向があるのか、オススメ度などの評価内容も詳しく紹介していきます。

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ワラウカドの評価

オススメ度

★☆☆☆☆

項目評価
所属馬の成績★☆☆☆☆
クラブサービス★★☆☆☆
クラブの評判★★☆☆☆
出資のしやすさ★★★☆☆




 

ワラウカドの特徴

ワラウカドの良い所
 
  • 外国産馬や血統が良い馬に出資できる

    パカパカファームの繁殖牝馬の血統も良く、フランケル産駒の外国産馬など、他クラブとは一線を画した募集馬ラインナップが魅力です。


      
  • デビュー率が高い
     
    クラブ発足から4年連続でデビュー率100%を達成していて、出資した馬がデビューすらできなかった、という悲しい事態を避けることができるクラブです。
ワラウカドの気になる所
 
  • 募集価格が”かなり”高めに設定されている
     
    平均募集価格が3,000万前後ですが、各世代に1頭は1億に近い募集価格の馬がいます。
     
    ほとんどが自家生産馬であることを考えると、良心的とは言えない募集価格です。
     
    この辺りは日本人と欧米人の考え方の違いが表れているかもしれませんね。
     

     
  • 回収率が著しく悪い
     
    1億円の募集価格を回収するには、オープンクラスや重賞で勝負できるような実力のある馬でないといけません。
     
    いくら良血馬が多いとはいえ、スパイラルノヴァの5500万円が最高実績であるクラブがつける価格ではないですよね。
     




 

各項目の評価

ワラウカドのオススメ度は『星1つ』です。


各項目について詳しく見ていきましょう。

所属馬の成績

ワラウカドはパカパカファームを母体とし、2017年に新たに誕生した一口馬主クラブです。

 
直近の5年間の成績はこの通りです。

2015年産2016年産2017年産2018年産2019年産
募集頭数3頭6頭6頭7頭10頭
デビュー率100%100%100%100%80.0%
勝ち上がり率33.3%33.3%50.0%28.6%—%
平均募集価格4567万円2533万円3050万円3029万円3060万円
平均獲得賞金323万円1083万円1799万円1436万円80万円
平均回収率7.1%42.8%58.9%47.4%2.6%

デビュー率は100%を維持しており、最低限のふるいには掛けて募集馬にラインナップしていることが分かります。

 
勝ち上がり率も思ったほど悪くないのですが、いかんせん募集価格が高いので、平均回収率は悲惨なことになっています。

 
現状、3勝クラスどまりの成績なので、2500万円以上の募集価格の場合、ほぼ回収は望めないと思った方が良いですね。



パカパカファームは、大樹町にあった頃の大樹ファームの場長を勤めたハリー・スウィーニーが代表で、現在の大樹レーシングクラブの経営権を巡って荻野豊氏とバチバチやり合ったとか…。

 
大樹ファームの場長を退いた後、マチカネフクキタルやマチカネワラウカドのオーナーブリーダーである細川益男氏の元、待兼牧場の総責任者に就任し、2001年に満を持してパカパカファームを設立したという経緯があります。


愛馬会とクラブの法人名『ワラウカド』と『フクキタル』の由来はここにあるのでしょうね。

 
初年度募集である2015年産は、ダービー馬ディープブリランテの全弟で、募集価格9000万円の『ディープインラヴ』が目玉でしたが、屈腱炎を発症して僅か1勝で現役を退きました。

 
その後の世代も、コンスタントに勝ち上がりはあるものの、募集価格を上回る活躍を見せる馬はこれまでに3頭しか出ておらず、早くも窮地に立たされている印象です。



 


 

クラブサービス

ワラウカドのクラブサービスは、最低限のみ揃えています。

 
特徴的なクラブサービスは以下の通りです。

ワラウカドのクラブサービス
       
  • クラブポイント

    →出資金額の5%がポイントとして還元され、次回の出資馬代金に1ポイント=1円で使うことができます。
     

 
 

クラブの評判

ワラウカドの評判について、ネット上の口コミを頼りに調査してみたところ、このような結果となりました。

ワラウカド
良い評判
  
  • 良血に出資できる
     
     
  • 預託厩舎の質が高い
     
ワラウカド
良くない評判
   
  • 所属馬の成績が良くない

      
  • 募集価格が高い
     

やはり、フランケル産駒や外国産馬など、他のクラブでは募集に掛からないような血統の馬に出資できるところが魅力のようです。


また、血統に見合った厩舎選びもされていて、矢作芳人師や藤原英昭師など、リーディング上位常連の厩舎に預託されています。

 

しかし、牧場系のクラブでありながら、その恩恵を受けられるはずの募集価格が異様に高く、クラブ成績が芳しくないことも相まって、会員から不満も出ているようです。


また、ハリー・スウィーニー氏の方針なのか、育成の進行が遅く、デビューが遅れる傾向にある点も気を付けなければいけませんね。



  

出資のしやすさ

ワラウカドは、おそらく会員数はそこまで多くないので、募集開始→即満口という事態に陥ることはありません。


じっくり成長過程を見ながら、出資馬を選定することができます。

 
しかし、皆が出資したいであろうメインとなる募集馬は5000万を超える高額馬で、現状の成績ではなかなか手が出しづらい状況です。

 
デビュー率は良いですし、勝ち上がり率もそこまで悪くないので、1000~2000万円台の馬に出資して細く長く付き合う楽しみ方が一番だと思います。

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ワラウカドの概要 

ワラウカドの法人概要と、主な活躍馬を紹介します。

ワラウカドの『法人概要』

ワラウカドの法人概要は以下の通りです。

愛馬会法人株式会社ワラウカド
住所北海道沙流郡日高町字賀張82-1
公式サイトhttps://www.waraukado.club/
Twitterhttps://twitter.com/WKFK_official
クラブ法人株式会社フクキタル
住所北海道沙流郡日高町字賀張82-1
関連牧場有限会社パカパカファーム
住所北海道沙流郡新冠町日高町賀張260−281

ワラウカドの『主な活躍馬』

ワラウカドの主な活躍馬は以下の通りです。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

 
今回の一口馬主クラブ解体新書は、『ワラウカド』を取り上げて紹介してきました。

 
この記事をまとめると…

【ワラウカド】

オススメ度

★☆☆☆☆

オススメできません。
 
1000~2000万円台の馬に出資して楽しむのはアリですが
それならワラウカドでなくても良いのではないでしょうか
  

ワラウカド
良い点
  
  • 良血に出資できる
  • 低価格帯の馬は意外と狙い目
     
ワラウカド
気になる点
 
  • 価格と成績が釣り合っていない
  • ワラウカドならでは!という魅力がない 



一口馬主クラブ選びの一助になれば幸いです。


 

ユーマ
ユーマ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

おウマ
おウマ

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